通勤途中の木々が所々紅く色づきだしてきていよいよ秋の気配を感じる今日この頃です。
今晩は!ネギ男です。。
食欲の秋......読書の秋.........ということで今回ネギ男は最近読んだ本📖の紹介をしようかと思います。
今回紹介したい本はコレ!
「嫌われる勇気」という本です。
最近でも書店のビジネス書ランキング上位になっていた本なので知っているよ!見たことあるよ!って人も多いかと思います。
ネギ男がこの本を読もうと思ったきっかけは結構前の話になりますが、とあるテレビ番組で元TBSアナウンサーの小林麻耶さんが大絶賛(なんでも同じ本を数冊所有していて本にはマーカーやら付箋やらびっしりでかなり読み込んでいるとの事)していたのを覚えていてどんな内容なのかちょっと興味があったので書店で見かけた時に早速購入してみました。
さてこの「嫌われる勇気」ですがアドラー心理学について哲人(教える人:温厚な感じの年老いた先生というイメージ)と青年(質問する人:若いのにかなりのひねた感性の持ち主。哲人を論破せんと果敢に挑んでいく)の対話を通してわかりやすくまとめられた本です。
アドラー心理学とはオーストリア出身の精神科医アルフレッド・アドラーが20世紀初頭に創設した心理学です。
心理学なんてちょっと難しそうなイメージですが全280ページほどで登場人物2人の対談形式で話しがどんどん進んでいくのでとても読みやすかったです。
「すべての悩みは対人関係の悩みである」
「自由とは、他者から嫌われることである」
「叱ってはいけない、ほめてもいけない」などなど...どれも今まで自分自身が思ってもいなかったような視点でとらえられていて、ふむふむと納得させられることや色々と考えさせられるポイントが多々ありました。
中でもネギ男が一番印象に残ったポイントは「自分を変えることができるのは、自分しかいない」というところ。
なりたい自分になることは自分自身の意識と行動でどうにでもできるが他人は変えることはできない。
この本(アドラー心理学)では自分と他人を明確に線引きし、それは親子・夫婦・家族でも例外なく自分か否かで判断され、自分の課題は自分もの、他人の課題は他人のものという「課題の分離」という考え方でほかの人の課題には決して踏み入らず自分の課題だけをシンプルに解決していくよう説いています。
ほかの人の課題はその人が成長するために必要なものです。そのため善かれと思いその課題に介入してしまうと逆にその人の成長の妨げとなってしまうという考え方です。
ネギ男にも息子がいますが親として子供の為を思いガミガミと「遊んでばかりいないで勉強しろ!」と叱ってみても勉強するのは子供の課題なので親は子供の課題に立ち入ってはいけないと言っています。
またできたことに対して、「よくできたね」とか「えらかった」など子供をほめることも子供自身がやれば褒めてもらえるという「承認欲求」を求める結果となってしまい、褒められないと行動しないあるいは親の期待に応えるためだけに行動をとってしまうようになってしまうので良くないとしています。
思えば親は子供の為を思ってはたらきかけをしているつもりでも実は子供の課題に踏み込んでいる可能性が多々あります。
親の姿勢とすれば子供に安心感を与えながら、いつでも支援できるよう見守る姿勢が大切なんだなぁと感じました。(わかっていても中々難しいのですが...汗)
この本にどこかの国のことわざで「馬を水辺に連れていくことはできるが、水を呑ませることはできない」というフレーズが出てくるのですが、実際にこの本に書いてある通りのことすべてを実行するのは容易では無くかなりの"勇気"を必要としますが、まずは自分に出来そうなことだけでも実践してみようかと思いました。
すみません.........なんか拙い読書感想文になってしまいました(;・∀・)が興味のあるかたは是非一度読んでみてください。
秋の夜長...たまには夜更かしして読書に勤しんでみてはいかがでしょうか(^▽^)/